ロックバンドのドラムはとにかく音がデカくないと埋もれます。 スティック選びで音量も叩き心地もガラッと変わるので、今回はロック向けの5本を比較しながら紹介します!
ロック用ドラムスティックって普通のスティックと何が違う?
「ドラムスティックなんてどれも同じでしょ?」と思うかもしれませんが、ロック向けのスティックには明確な違いがあります。

最初5Bを握ったとき「太っ!」って思ったんですが、ライブで爆音出したらもう5Aに戻れなくなりました。
ただ、太いスティックは手首への負担が大きいので、いきなり極太モデルに手を出すと腱鞘炎になるリスクがあります。 普段5Aを使っている方は、まず5Bサイズから試してみるのが無難です。
今回の5本をサクッと比較してみた
| 商品名 | 太さ | 素材 | 振り抜きやすさ | ライブでの音抜け |
|---|---|---|---|---|
| Vic Firth 5B | 15.1mm | ヒッコリー | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| Zildjian 5B | 15.2mm | ヒッコリー | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| VATER LA 5A | 14.5mm | ヒッコリー | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| ProMark Rebound 5B | 15mm | ヒッコリー | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| VATER Power 5A | 14.9mm | ヒッコリー | ★★★☆☆ | ★★★★★ |

個人的にはVic Firth 5Bが一番バランスいいと思います。 迷ったらこれ買っておけば間違いないですよ。
ロック向けドラムスティックおすすめ5選ランキング
第1位:Vic Firth VIC-5B American Classic ヒッコリー

ロックドラマーの定番中の定番です。 初めてスタジオで使ったとき、5Aとの音量差にびっくりしました。 スネアのリムショットがバンド全体に負けずに抜けてくるし、クラッシュシンバルもガツンと鳴ってくれます。
テーパーがミディアムなので、パワーとコントロールのどちらも犠牲にしなくていいのがありがたいです。 ただ、ヒッコリーの中でもVic Firthは木材の硬さにバラつきがあって、たまにハズレを引くことがあります。
Vic Firth VIC-5B American Classic ヒッコリー
世界中のロックドラマーが愛用する鉄板モデル
第2位:Zildjian LAZLZ5B Hickory 5B WOOD NATURAL

シンバルメーカーとして有名なZildjianが作ったスティックです。 握ってみるとわかるんですが、表面の仕上げがサラッとしていて汗をかいてもすっぽ抜けにくいです。
正直、Vic Firthの5Bと叩き比べてみても大きな差は感じませんでした。 でもZildjianのほうが若干チップの丸みが大きくて、タム回しのときに音の粒が揃いやすい気がします。 価格もほぼ同じなので、好みで選んで大丈夫です。

Zildjianのスティックって意外と知らない人が多いですが、品質はかなり安定してますよ。
Zildjian LAZLZ5B Hickory 5B WOOD NATURAL
シンバルメーカーが作った安定感のある5B
第3位:VATER VH5AW Los Angeles 5A ヒッコリー

5Aサイズですが、VATERの5Aは他メーカーの5Aよりほんの少し太めに作られています。 「5Bはまだ太すぎる」という方がロックを叩くのにちょうどいいサイズ感です。
テーパーがやや長めなので振り抜きやすく、速いビートでもスティックが追いついてくれます。 ただ、パワー勝負の場面では5Bに軍配が上がるので、音量がどうしても足りないと感じたら5Bに切り替えたほうがいいかもしれません。
VATER VH5AW Los Angeles 5A ヒッコリー
5Aのコントロール性でロックを叩きたい方に
第4位:ProMark RBH595AW Rebound Balance 5B ヒッコリー Acornチップ

ProMarkのRebound Balanceは名前の通り「跳ね返り」にこだわったモデルです。 握ったときの重心がやや手元寄りで、連打がめちゃくちゃラクです。
エーコーンチップ(どんぐり型)で、シンバルを叩いたときの音が太くてロックに合います。 えっ、この値段でこのクオリティやばくない!!?って初めて使ったとき思いました。 ただ、慣れるまで重心の位置に違和感を覚える人もいるので、楽器店で試奏できるなら握ってみてからの購入がおすすめです。
ProMark RBH595AW Rebound Balance 5B ヒッコリー Acornチップ
跳ね返り重視で連打がラクになる5B
第5位:VATER VHP5AW Power 5A ヒッコリー

VATERのPower 5Aは、5Aサイズなのに通常より長く太めに設計されたモデルです。 ショートテーパーで先端が太く、遠心力がしっかりかかるので音量がかなり出ます。
実際に使ってみたら、スネアのオープンリムショットが気持ちよく「パーン!」と抜けてくれました。 ただ、ショートテーパーのせいか繊細なゴーストノートは出しにくいです。 静かな曲とロックが混在するセットリストだと、曲ごとにスティックを替えたくなるかもしれません。

パワー特化のスティックなので、メタル寄りのバンドにも合いそうです。 ガンガン叩きたい人向け。
5Aの振りやすさでパワーを出したい方に
パワフルに叩くためのグリップと振り方
ロックドラムで音量を出すには、スティック選びだけでなく叩き方も大事です。
大事なのは脱力です。 スティックを軽く握って、手首のスナップと腕の重さを使って振り下ろすと、力を入れなくても大きな音が出ます。 ショートテーパーのスティックを選んでおけば、軽い力でも遠心力で音量を稼げるので、体への負担がグッと減ります。
予備スティックのセット購入で得するパターン
ロックドラマーはスティックの消耗が早いです。 ライブ1本で折れることもあるので、常に2〜3ペアの予備を持っておくのが鉄則です。

ライブ中にスティック折れて予備がない悲劇、1回やらかすともう二度と忘れません。
Amazonや楽天では3ペアセットや6ペアセットで割引されていることが多いです。 気に入ったモデルが見つかったらセット購入しておくと、1ペアあたりの単価がけっこう下がります。 あとはスティックバッグ(スティックケース)も一緒に買っておくと、スタジオやライブハウスへの持ち運びが圧倒的にラクになります。
●RASUさん楽器や音響機材を得意としたライター。 今回はライブハウスのPAスタッフや楽器店の販売員にリサーチして、ロックドラマーに人気のモデルを取材しました。 読む人の目線に立った記事づくりを大事にしています。


