DTMを始めてヘッドホンだけでミックスしていたら、スピーカーで聴いたときに全然違う音になって焦った経験、筆者にもあります。
ヘッドホンだけでミックスしていた頃の失敗談
DTMを始めたばかりの頃、モニタースピーカーは後回しでいいと思っていました。 ヘッドホンで十分じゃんと。
でも自分で作った曲をカーステレオで流した瞬間、低音がボワボワで中音がスカスカという悲惨な仕上がりに気づきました。 ヘッドホンでは「いい感じ」に聴こえていたのに、スピーカーだとまるで別の曲です。
これがきっかけでモニタースピーカーを本気で探し始めたんですが、種類が多すぎて迷いまくりました。 そこで筆者が楽器店で実際に試聴して比較した5台を紹介します。

ヘッドホンとモニタースピーカーでは低音の聞こえ方がまるで違うんですよね。 両方使い分けるのが理想です
DTM用モニタースピーカーおすすめランキング5選
| 商品名 | ウーファー | ペア販売 | 低音の正確さ | 6畳部屋との相性 |
|---|---|---|---|---|
| ADAM Audio D3V | 3.5インチ | ○ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ヤマハ HS3 | 3.5インチ | ○ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| JBL 305P MkII | 5インチ | ○ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| KRK ROKIT G5 | 5インチ | ○ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| iLoud Micro Monitor | 3インチ | ○ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
「低音の正確さ」と「6畳部屋との相性」は、筆者が取材した楽器店スタッフの評価を参考にしています。
第1位:ADAM Audio D3V

初めて音を出した瞬間に「あ、これ全然違う」と感じました。 高音域のディテールがとにかく細かくて、ハイハットの粒立ちやリバーブの残響が手に取るように聞こえます。
3.5インチのコンパクトサイズなので6畳の作業部屋でも無理なく鳴らせます。 DSP補正が入っているので部屋の環境に合わせた音に自動調整してくれるのが地味にうれしい。
第2位:ヤマハ HS3

ヤマハのHSシリーズは業界のド定番で、このHS3は2023年に追加された最小モデルです。 白いコーンが特徴的で、見た目もスタジオっぽくてテンション上がります。
フラットな音質がウリで、聞こえた通りにミックスすればそのまま他の環境でも破綻しにくいのがヤマハの良さです。 3.5インチなので低音はそこまで出ませんが、逆にサブウーファーを足せば完璧な環境が作れます。

HS3は値段と音のバランスが良くて、DTMを始めたばかりの人には個人的に一番すすめやすいモデルです
第3位:JBL PROFESSIONAL 305P MkII

5インチウーファーで低音がしっかり出るので、EDMやヒップホップ系の制作をしている人には向いています。 JBL独自のウェーブガイドで音が広がりやすく、リスニングポジションがずれてもバランスが崩れにくいです。
ミックスしていて「この低音で本当に大丈夫かな?」と不安になりにくいのが5インチの良いところです。
第4位:KRK ROKIT G5

黄色いコーンが印象的なKRKのROKITシリーズ。 海外のプロデューサーがYouTubeでよく使っているのを見かけます。 低音がやや強めに出る傾向があるので、ビートメイカーに根強い人気があります。
正直に言うと、ミックス用としてはちょっとクセがあって好みが分かれます。 でも「自分の好きなジャンルの音を気持ちよく聴きながら作りたい」というタイプにはハマる1台です。

KRKは見た目のインパクトもあって所有欲が満たされます。 ただ低音がブーストされる傾向があるので、フラットな音で聴きたいならヤマハのほうが向いてます
第5位:IK Multimedia iLoud Micro Monitor

このサイズでこの音はヤバい!!DTMモニターの常識壊してる!! 手のひらに乗るサイズなのに56Hzまで低音が出るのは驚異的です。
Bluetooth対応でiPhoneからも音が出せるので、モニタリング以外にも普段使いのスピーカーとしても活躍してくれます。 旅先に持っていけるサイズ感なのもいいところです。

サブのモニターとして持っておくのもアリだと思います。 メインとは別の環境で音を確認できるのは大きなメリットです
モニタースピーカーで作業するとき押さえたい配置のキモ
モニタースピーカーは置く位置で音が変わります。 正しい配置を知っておくとミックスの精度がグンと上がります。
ヘッドホンとの使い分けで曲の仕上がりが変わる
モニタースピーカーとヘッドホンは得意分野が違います。 それぞれの良さを理解して使い分けると、ミックスの仕上がりが安定します。
ヘッドホン向き:ノイズの確認、細かいエフェクトの聞き比べ、夜間の作業

ミックスの最終チェックはスピーカーでやるのが鉄則です。 ヘッドホンだけだと低音の判断がズレやすいので気をつけてください
●RASUさん音響機材やDTM関連の記事を執筆しているライター。 楽器店スタッフや音楽プロデューサーへの取材・リサーチをもとに、初心者でも分かる記事づくりを心がけています。 筆者自身もDTMで曲を作っており、今回は楽器店2店舗で実際に試聴して比較しました。

