3Dプリンターのリニアレール、ちゃんとグリスアップしていますか? おすすめのグリス5つを紹介します!
そもそも3Dプリンターにグリスって必要なの?
3Dプリンターのリニアレールやリードスクリューは金属部品同士が擦れ合う場所です。 グリスを塗らないまま使い続けると摩擦で異音が出たり、動きが渋くなって印刷品質が落ちます。

買ったばかりのプリンターでも、工場出荷時のグリスは最低限しか塗られていないことが多いです。 開封したらまず一度グリスアップしておくと、最初から静かに動いてくれますよ。
Z軸のリードスクリューには粘度の高いグリス、XY軸のリニアレールにはサラッとしたシリコン系が向いています。 用途を間違えるとかえってホコリを集めてしまうこともあるので、グリスの種類は大事です。
3Dプリンターグリス5つを比べてみた
| 順位 | 商品名 | 種類 | 塗った後のベタつき | 静音効果の実感 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Super Lube 多目的グリース 85g | 合成グリス | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 2位 | KURE シリコングリースメイト 50g | シリコン | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 3位 | AZ シリコングリース 50g | シリコン | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 4位 | 住鉱 スミグリスEP No.2 400g | リチウム | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 5位 | タミヤ セラグリスHG | セラミック | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
3Dプリンターグリスおすすめランキング5選
第1位:Super Lube 多目的グリース 85g チューブ 21030

3Dプリンター界隈で一番よく名前が挙がるグリスがこのSuper Lubeです。 合成油ベースでPTFE(テフロン)が配合されており、金属同士の摩擦をかなり減らしてくれます。
リードスクリューに塗ってZ軸を上下させたとき、塗る前と後の音の違いに驚きました。 「キーッ」という金属音がほぼ消えて、スルスル動くようになります。 85gチューブなのでたっぷり使えますが、塗りすぎるとホコリが付きやすくなるので薄く均一に塗るのがコツです。

迷ったらとりあえずSuper Lubeを選べば間違いないです!! 3Dプリンター以外にもミシンや工具のメンテに使えるので、1本あると何かと重宝します。
Super Lube 多目的グリース 85g チューブ 21030
PTFE配合の万能グリス!3Dプリンターの定番
第2位:KURE シリコングリースメイト ペースト 50g 1067

ホームセンターでも手に入るKUREのシリコングリスです。 シリコンベースなのでプラスチック部品にも安心して使えます。
塗った感触はサラッとしていて、指で触ってもベタつきがほとんどありません。 リニアレールに使ってみたところ、動きが軽くなって印刷中のモーター音も少し静かになりました。 ただ、リードスクリューのような高荷重部分にはちょっと粘度が足りないかなという印象です。
KURE シリコングリースメイト ペースト 50g 1067
サラッとしたシリコン系!リニアレール向け
第3位:AZ シリコングリース 50g 075

AZのシリコングリスはKUREと似た使用感ですが、価格がさらに安いのが魅力です。 50gで数百円なので、気軽にたっぷり使えます。
正直、KUREとの違いはほぼわかりませんでした。 塗り心地もサラッとしていてベタつかず、プラスチック部品への影響もありません。 コスパで選ぶならこちらです。 ただ、チューブの口が太めなので、細かいところに塗るときは綿棒や筆を使ったほうがいいです。

ぶっちゃけ、シリコングリスはメーカーで大きな差が出にくいです。 近所のホームセンターで安く売っているほうを選べば大丈夫ですよ。
低価格のシリコングリス!コスパ重視ならこちら
第4位:住鉱潤滑剤 スミグリスEP No.2 高荷重用リチウムグリース 400g

工業用のリチウムグリスです。 400gと大容量で、粘度が高く、リードスクリューやベアリングのような荷重がかかる場所に向いています。
塗ってみるとかなりネットリしていて、指で触るとしっかりベタつきます。 その分、一度塗ったら長持ちして、2〜3ヶ月は塗り直さなくても潤滑が維持されました。 ただ、リニアレールには重すぎるので、Z軸リードスクリュー専用と考えたほうがいいです。 400gは3Dプリンター用途だけだと使い切れないかもしれません。
住鉱潤滑剤 スミグリスEP No.2 高荷重用リチウムグリース 400g
高荷重対応の工業用グリス!リードスクリュー向け
第5位:タミヤ セラグリスHG 87099

ミニ四駆でおなじみのタミヤのセラミックグリスです。 セラミック粒子が配合されていて、金属の摩擦面になめらかな被膜を作ります。
チューブが細口で少量ずつ出せるので、細かいところにピンポイントで塗りやすいです。 リニアベアリングの中に注入するときに重宝しました。 ただ、容量が少ないので3Dプリンターのメンテで毎月使うとすぐになくなります。 ミニ四駆用として設計されているだけあって、少量使いには便利です。

タミヤのグリスは品質が安定しているので信頼感があります。 ただ容量に対してやや割高なので、ガッツリ使いたい人はSuper Lubeのほうがお得です。
セラミック配合の精密グリス!細かい箇所に
グリスを上手に塗るコツ
グリスアップの頻度は月1回くらいが目安です。 毎日長時間印刷している人は2週間に1回がベターです。 塗る量は「うっすら光る程度」で十分で、ドバッと塗ると逆にゴミを巻き込みます。
グリスと一緒に用意しておくと助かるもの
リニアベアリングの内部にグリスを注入する場合は、注射器タイプのグリスガンがあると便利です。 指で塗るだけだとベアリング内部まで行き届きにくいので、道具を使ったほうが確実です。
●筆者:RASUさんガジェットや電子機器を中心に、メーカー担当者や販売店へのリサーチをもとに記事を書いています。 今回はグリスメーカーと3Dプリンター販売店に取材し、用途別のグリスの使い分けを確認しています。

