コンデンサーマイクを買ったのに音が出ない。 その原因の大半はファンタム電源が用意されていないことです。
ファンタム電源がないとコンデンサーマイクは動かない
コンデンサーマイクは内部に電子回路を持っていて、そこに48Vの電圧を送ってあげないと音を拾ってくれません。 この電圧を供給する装置がファンタム電源です。
オーディオインターフェースやミキサーにファンタム電源が内蔵されている場合もありますが、搭載されていない機種や、外で配信したいときに単体のファンタム電源があると助かります。

ダイナミックマイクには不要ですが、コンデンサーマイクを使うなら必ず必要になります。 購入前にお使いの機材を確認してみてください
値段と給電方式で選ぶファンタム電源のコツ
ファンタム電源は種類が少ないので迷いにくいですが、それでもいくつか見ておくべき点があります。
ファンタム電源おすすめランキング3選
| 商品名 | 給電方式 | チャンネル数 | ノイズの少なさ | 持ち運びやすさ |
|---|---|---|---|---|
| BEHRINGER PS400 | ACアダプター | 2ch | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| Cubilux MPX-1 | USB-C | 1ch | ★★★★★ | ★★★★★ |
| Qivine ファンタム電源 | USB充電 | 1ch | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
「ノイズの少なさ」と「持ち運びやすさ」は、筆者が取材した音響機材販売店スタッフの評価を参考にしています。
第1位:BEHRINGER PS400 ファンタム電源

初めてファンタム電源を買うならこれで間違いないです。 2chなのでマイク2本同時に使えて、ACアダプターだから電力も安定しています。
箱を開けた瞬間は「え、こんなに小さいの?」と思いました。 名刺入れくらいのサイズ感で、デスクに置いても邪魔になりません。 音が出なかったコンデンサーマイクがPS400を繋いだ瞬間にブワッと音を拾い出したときはちょっと感動しました。
第2位:Cubilux MPX-1 48Vファンタム電源

USB-Cで給電できるファンタム電源って、これマジで革命!!もうACアダプターに縛られない!!
モバイルバッテリーからでも給電できるので、屋外収録や出張先でコンデンサーマイクを使いたいときに重宝します。 アルミ合金ボディで手のひらサイズ、ポケットに入れて持ち歩けるレベルです。
正直、最初は「USB-Cで48V出るの?ノイズ大丈夫?」と疑っていたんですが、実際に試すとびっくりするほど静かでした。 録音環境にこだわりたい人にも胸を張っておすすめできます。

1ch専用なのでマイク2本は使えません。 2本使うなら1位のBEHRINGERか、もう1台追加する必要があります
第3位:Qivine ファンタム電源 48V

USB充電式なので、フル充電しておけばケーブルなしで使えます。 配信イベントなど電源が確保しにくい場所で助かる1台です。
充電はUSB-Micro Bで、満充電まで2〜3時間、連続使用は約8時間持ちます。 充電しながらの使用もできるので、長時間の収録でもバッテリー切れの心配は少ないです。
ファンタム電源を使うときに気をつけたい接続の順番
ファンタム電源は接続順を間違えるとスピーカーやマイクを壊す可能性があります。 地味ですがここが一番大事なところです。
外すとき:まずファンタム電源をOFFにして数秒待ってから、ケーブルを抜く
ファンタム電源がONのままケーブルを抜き差しすると「バツン!」という大きなノイズが出て、最悪スピーカーのツイーターが飛びます

ダイナミックマイクやリボンマイクにファンタム電源を送ると故障する場合があるので、接続前にマイクの種類を必ず確認してくださいね
一緒に揃えておくと便利なアイテム
ファンタム電源だけでは使えません。 一緒に用意しておきたい機材を紹介します。
マイクスタンド:卓上タイプかブームアームどちらでもOK
ポップガード:「ぱ行」の破裂音を抑えてくれます。 録音・配信の音質が格段に上がります

オーディオインターフェースにファンタム電源が付いている場合は、単体のファンタム電源は不要です。 まずはお手持ちの機材を確認するのが先です
●RASUさん音響機材やレコーディング関連の記事を手がけるライター。 メーカー担当者や楽器店スタッフへの取材・リサーチをもとに、初心者にも伝わる記事を心がけています。 今回はファンタム電源3機種を実際に音響機材店で試して、ノイズの差を比較しました。


