ライブハウスやスタジオで使うステージマイク、初めて自前で買うときは何を選べばいいか迷いますよね。
そもそもステージマイクって普通のマイクと何が違うの?
ステージマイクは「ダイナミック型」と呼ばれるタイプがほとんどです。 コンデンサー型と違って電源が不要で、落としたり汗をかいたりしても壊れにくいのがステージ向きなんです。

ライブ中に汗だくになっても大丈夫っていう安心感は、ダイナミック型ならではです。コンデンサー型だと湿気でやられることもあるので。
ステージマイク5本の特徴を比較してみた
今回紹介する5本を表で比べてみました。
| 商品名 | 接続 | 重さ | 握りやすさ(5段階) | ハウリングの起きにくさ(5段階) |
|---|---|---|---|---|
| SHURE SM58 | XLR | 330g | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ATR1300x | XLR | 約200g | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| BEHRINGER XM8500 | XLR | 300g | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| FDUCE SL40X | XLR | 約370g | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| CAROL AC-910S | XLR | 約320g | ★★★★☆ | ★★★★★ |

握りやすさはカタログには載っていないけど、ライブでずっと持っていると地味に効いてくるポイントです。グリップの形状もメーカーごとに結構違います。
ステージマイクのおすすめ5選ランキング
第1位:SHURE SM58-LCE

ライブハウスに行けばほぼ確実に置いてある、ステージマイクの代名詞です。 初めて自分のSM58を持ってスタジオに入ったとき、「あ、備え付けのやつより全然音がクリアだ」と感じたのを覚えています。
内蔵のポップフィルターが優秀で、「パ行」や「バ行」のブレスノイズをかなり抑えてくれます。
ステージから落としても壊れないという伝説があるくらい頑丈です。 正直、音質で突出しているかというとそうでもないんですが、どんな声質でもそこそこ良い感じに拾ってくれる万能さが支持されている理由だと思います。
第2位:オーディオテクニカ ATR1300x

5mのXLRケーブルとマイクホルダーが付属しているので、買ってすぐにステージで使えるセット内容になっています。
音の傾向はやや中域寄りで、男性ボーカルとの相性がいい印象です。 バンドの音に埋もれにくい抜け感があります。
ただ、本体が約200gと軽すぎて、持ったときの「しっかり感」は薄いです。 SM58を持ち慣れていると「おもちゃっぽい」と感じるかもしれません。 価格帯を考えれば十分な品質ですが、ライブの本番よりは練習用やサブマイクとしての使い方が合っていると思います。
第3位:BEHRINGER XM8500

マジで最強コスパ!!この値段でこの音質は反則レベルです。
SM58の半額以下で買えるのに、中音域の厚みはかなり頑張っています。 練習スタジオで使う分には正直SM58との差はそこまで感じませんでした。

ただ、本番のPA卓に通すと高域の繊細さで差が出ます。1本持っておいて、予算が貯まったらSM58にステップアップするのが賢いルートだと思います。
注意点としてはスイッチがないこと。 MCなどでマイクのON/OFFを手元で切り替えたい場合は別の機種を選んでください。
第4位:FDUCE SL40X

全金属ボディで見た目の質感がかなり高いです。 ステージ映えするデザインが好きな人には刺さると思います。
音声分離技術という独自機能を謳っていて、確かに周囲のノイズは拾いにくい印象です。
ただ重量が約370gとやや重めで、1ステージ通して手持ちだと腕がだるくなることがあります。 マイクスタンドに据え置きで使う場面が多いなら問題ないですが、手持ちメインの方はスタンドと併用するのがいいでしょう。
第5位:CAROL AC-910S

台湾メーカーCAROLのプロ仕様マイクです。 AHNC(アクティブ・ハンドリング・ノイズ・キャンセリング)という機能がついていて、マイクを握り替えたときの「ゴソゴソ」というノイズがかなり軽減されます。
ON/OFFスイッチも付いているので、MCや司会の場面でも使いやすいです。

正直、CAROLというメーカーは知名度が低いので最初は半信半疑でした。でも使ってみたらハウリングの強さは本物で、ライブバーの店長も感心していました。
デメリットは国内での知名度の低さゆえに、楽器店で実物を触って確認しづらいこと。 ネットのレビューを参考にして購入する形になります。
ステージマイクの音をもっと良くするための使い方のコツ
マイクは持ち方と距離で音がガラッと変わります。
- マイクとの距離:口から拳1個分くらいが基本。 近づけすぎると低音がボワっと膨らむ「近接効果」が出ます。
- グリルの持ち方:マイクの先端(グリル部分)を手で覆うとハウリングしやすくなります。 グリップ部分だけを持つのが鉄則です。
- 角度:真正面に向けるより、少しだけ斜めにするとブレスノイズが減ります。

ぶっちゃけ、マイクの持ち方だけで音が劇的に変わるので、高いマイクを買う前にまず持ち方を練習したほうがいいです。
ステージマイクと一緒に買っておくと安心なもの
マイク本体だけ買って、いざライブ当日に「あれがない!」となるパターンは多いです。
- XLRケーブル:ATR1300x以外は付属しないので、3m〜5mのものを1本は持っておきましょう。
- マイクポーチ:持ち運びのときに傷から守れます。 SM58には純正ポーチがあります。
- マイクスタンド:手持ちが疲れる曲やギターを弾きながら歌うときに必要です。
●RASUさん音楽機器やオーディオ機材を得意とするプロライター。 楽器店スタッフや音響エンジニアへのリサーチをもとに記事を執筆しています。 今回はライブハウス2店舗のPA担当者に人気機種の傾向をヒアリングしました。


