シンバルスタンドって、ドラムセットの中だと地味な存在ですよね。 でもスタンドがグラついたり高さが合わなかったりすると、演奏のストレスが一気に増します。 今回は売れ筋のシンバルスタンド5本を実際の使い勝手ベースで紹介します!
ブーム式とストレート式、どっちがいい?シンバルスタンドの選び方
シンバルスタンドには大きく分けて「ブーム式」と「ストレート式」の2種類があります。
初めてスタンドを買うなら、正直ブーム式のほうが使いやすいです。 アームの角度を変えればシンバルの位置をかなり細かく調整できるので、自分のフォームに合わせやすいんですよね。

正直、ストレート式は置き場所がピンポイントで決まっちゃうから、セッティングの自由度はブーム式に負けます。 ただ、スプラッシュやチャイナを真上にセットしたいならストレートのほうが安定しますよ。
あとは「脚の本数」と「パイプの太さ」も見ておいてください。 シングルレッグ(脚が1本ずつ独立)は軽量で持ち運びやすいですが、重いシンバルを載せるとちょっとグラつくことがあります。 ダブルレッグは重い分、20インチ以上のライドでも安心です。
シンバルスタンドのおすすめ5選
第1位:Pearl シンバルスタンド ブーム BC-830

Pearlの定番ブームスタンドで、スタジオやライブハウスの備品としてもよく見かける一本です。 初めてスタンドを組んだとき、ダブルレッグの安定感にびっくりしました。 18インチのクラッシュを載せてもビクともしないんですよね。
ギアティルターでシンバルの角度調整がスムーズにできて、ライブ中にちょっと角度を変えたいときにも片手でサッと動かせます。
ただ、重量が約3.3kgあるので、電車移動でスタジオに通っている人にはちょっとツラいかもしれません。 車移動メインの方なら全く問題ないです。

Pearl BC-830は「迷ったらコレ」って言われるくらい鉄板です。 ただ個人的には、もう少し軽いモデルも欲しかったなって思います。
ダブルレッグの安定感!スタジオ定番のブームスタンド
第2位:TAMA STAGEMASTER シングルレッグ ブーム HC43BSN

TAMAのSTAGEMASTERシリーズは、コスパの良さでドラマーから根強い人気があります。 シングルレッグなのでとにかく軽い。 持ち運びが多い人にはこれが正解だと思います。
スタジオに持ち込んで使ってみると、シングルレッグでもそこそこ安定するんですよね。 16インチくらいのクラッシュなら全く問題なし。 ただし20インチの重いライドを載せると、強く叩いたときにちょっと揺れます。

これ、2本買ってもBC-830の1本分くらいの重さなんですよ。 ライブで機材を自分で運ぶ人は、この軽さの違いがマジでデカいです。
TAMA STAGEMASTERシリーズ シングルレッグ ブーム HC43BSN
軽量シングルレッグで持ち運びラクラク
第3位:TAMA The Classic Stand ストレート HC52F

フラットベースタイプのストレートスタンドです。 三脚ではなくフラットな土台で支える構造なので、他のスタンドやペダルと脚が干渉しにくいのが最大のメリットです。
セッティングが込み入ったドラムセットを使っている人なら、このフラットベースのありがたさは分かると思います。 狭いスペースにギュッとスタンドを詰め込めるんですよね。
ぶっちゃけ見た目はちょっと地味です。 でも実用性はめちゃくちゃ高くて、プロのドラマーでもフラットベースを好む人は結構います。

フラットベースって最初は「なんか頼りないな」と思うんですけど、一度使うと三脚タイプに戻れなくなる人が多いんです。 省スペースの威力がすごい。
TAMA The Classic Stand フラットベース ストレート HC52F
脚が干渉しないフラットベース設計
第4位:Pearl ライトウェイト シンバルスタンド ストレート C-53SLN

名前の通り軽量モデルです。 持ってみるとその軽さに驚きます。 ストレートタイプなので構造もシンプルで、組み立て・撤収がとにかく速い。
ライブハウスで対バンのときなど、転換時間が短い場面で重宝します。 パッと開いてシンバル載せるだけ。 ブームアームがない分、位置調整の自由度は低いですが、スプラッシュやエフェクトシンバルの専用スタンドとして使うなら十分です。
注意点としては、パイプが細めなので高さをMAXまで伸ばすとちょっと不安定になります。 身長が高くてセッティングも高めの人は、事前に高さの確認をしたほうがいいです。
Pearl ライトウェイト シンバルスタンド ストレート C-53SLN
驚きの軽さ!サブスタンドに最高
第5位:TAMA STAGEMASTER シングルレッグ ストレート HC42SN

2位のHC43BSNのストレート版です。 ブームアームが不要な場面、たとえばハイハットの横にスプラッシュを置きたいとか、タム横にチャイナを立てたいとか、ピンポイントで使うのに向いています。
価格がかなり抑えめなので、「とりあえずもう1本スタンドが欲しい」というときに手が出しやすいです。 えっ、この値段でTAMAのスタンド買えるの!?って最初は思いました!!
シングルレッグなので重いシンバルには不向き。 14インチ〜16インチくらいのシンバルで使うのがベストです。

価格で選ぶならコレが一番コスパ良いですよ。 ただ、ブーム式が必要ならHC43BSNのほうを選んでください。 用途が違うので間違えないように注意です。
TAMA STAGEMASTERシリーズ シングルレッグ ストレート HC42SN
お手頃価格のストレートスタンド
| 商品名 | タイプ | 脚 | 持ち運びやすさ | 重いシンバルへの耐性 |
|---|---|---|---|---|
| Pearl BC-830 | ブーム | ダブル | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| TAMA HC43BSN | ブーム | シングル | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| TAMA HC52F | ストレート | フラットベース | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| Pearl C-53SLN | ストレート | シングル | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| TAMA HC42SN | ストレート | シングル | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
スタンドを買ったら最初に確認してほしい3つのセッティング
シンバルスタンドは買ってそのまま使えますが、ちょっとした調整で演奏のしやすさが変わります。
2. ブームアームの角度は水平より少し下げ気味にすると、シンバルが自然に揺れて音が伸びます。
3. フェルトとナットの締め具合は「シンバルが揺れるけど外れない」くらいが正解。 締めすぎると音が死にます。

初心者のころ、ナットをギッチギチに締めてシンバルの音を殺してたことがあります。 緩めるだけで音がガラッと変わるので試してみてください。
シンバルスタンドと一緒に買っておくと助かるパーツ
スタンド本体だけでなく、消耗パーツも一緒に揃えておくと安心です。
シンバルスリーブが割れたまま使い続けると、スタンドのパイプに直接シンバルが当たって「キーホール」と呼ばれる穴の変形が起きます。 シンバル自体がダメになるので、スリーブの交換は意外と大事です。
スタンドを長持ちさせるための簡単メンテ
シンバルスタンドは金属製なので、放っておくと接合部分がサビて動かなくなります。
あと、スタンドを分解せずに一度に運ぶとパイプに傷がつきやすいです。 スタンド用のケースやバッグに入れて持ち運ぶだけで寿命がかなり変わりますよ。

メンテなんて面倒くさい…と思うかもしれませんが、拭くだけで5年は余裕で使えます。 放置すると2年で固着してネジが回らなくなるので、ほんの一手間だけかけてあげてください。
●RASUさんドラム関連の製品を中心にリサーチを続けているライター。 今回はスタジオのスタッフや楽器店の販売員にシンバルスタンドの売れ筋や耐久性について取材し、記事を執筆しました。


