ドラムトリガーって名前は聞くけど、実際どう使うの? そんな疑問を持つドラマーに向けて、人気モデル5つを紹介します!
用途別に考えるドラムトリガーの選び方
ドラムトリガーは「スネア用」「キック用」「タム用」「パッド型」と、取り付ける場所で製品が分かれています。 自分がどこの音を変えたいのかをはっきりさせてから選ぶと、買ってから「これじゃなかった」となりにくいです。

正直、最初は「トリガーなんてメタルバンドの人だけでしょ」って思ってました。 でもライブハウスのPAさんに「キックだけでもトリガー入れると音がめちゃくちゃ安定するよ」と言われて、考えが変わりましたね。
スネアとキックだけでいいのか、タムも含めて全体をハイブリッド化したいのかで予算も大きく変わります。 まずはキック用から試してみるドラマーが多い印象です。
ドラムトリガーのおすすめ5選ランキング
第1位:Roland スネア用ドラムトリガー RT-30HR

スネアのヘッドとリムの音を別々に検知できるデュアルトリガーです。 初めてスネアに付けたとき、叩いた瞬間に「あ、ちゃんと拾ってる」と感動しました。 リムショットとヘッドショットを分けて音源モジュールに送れるので、ライブでの表現力がグンと上がります。
取り付けはフープに挟むだけで、工具もいりません。 ただしスネアの口径が小さいモデル(10インチ以下)だと干渉することがあるので、事前にサイズ確認は必須です。

スネアのクロスステック奏法でもしっかり反応してくれるのは地味に助かります。 ただケーブルの取り回しが増えるので、ステージ上の動線は事前に考えておいたほうがいいですよ。
ヘッドとリムを個別検知するデュアルトリガー
第2位:Roland ドラムトリガー RT-30K キック用

バスドラム専用のトリガーで、マウントプロテクター付きなのでフープを傷つけずに固定できます。 ライブハウスで使ってみたら、PAさんから「キックの音がめちゃくちゃ揃ってる」と褒められたのが印象的でした。
踏み込みの強弱もちゃんと検知するので、ダイナミクスが死なないのが嬉しいところです。 ツーバス連打でも反応が追いつくので、メタルやハードロック系のドラマーにも相性がいいです。
ただ、フェルトビーターだと反応がやや鈍くなることがあります。 樹脂ビーターやウッドビーターのほうがトリガーとの相性は良好です。
マウントプロテクター付きのバスドラム専用トリガー
第3位:Roland BT-1 ドラムバートリガーパッド

これ、見た目は小さなパッドなんですが、やれることがめちゃくちゃ広いです!! シンバルスタンドやドラムのリムにクランプで取り付けて、音源モジュールと接続すれば好きな音を鳴らせます。
効果音やサンプル音をワンタッチで出したいドラマーには最高の相棒です。 バンドでSEを入れたいとき、わざわざPCを操作しなくてもスティックで叩くだけで音が出るのは本当に楽でした。

BT-1は「トリガー」というより「追加パッド」に近い感覚です。 ただ、音源モジュールがないとただのゴム板になるので、そこだけ注意してください。
打面はラバー素材でスティックの跳ね返りも自然です。 欠点を挙げるとすれば、取り付け位置によってはスティックが当たりにくくて、ライブ中に空振りしたことがあります。
クランプ式で自由にセッティングできる追加パッド
第4位:Roland ドラムトリガー RT-30H タム用

タム用のヘッドトリガーで、RT-30HRからリム検知を省いたシングルタイプです。 タムは基本的にヘッド打ちがメインなので、シングルで十分という判断は理にかなっています。
フロアタムに付けてみたところ、低音域のアタック感がモジュール側でしっかり出せるようになりました。 正直、タムにトリガーを付ける意味ってどうなんだろう?と微妙に思ってたんですが、レコーディングで差し替え用のトリガー信号を録っておくと、ミックスの自由度が全然違いました。
RT-30HRと同じ取り付け方式なので、スネアと合わせて揃えるとセッティングが統一できて便利です。
ヘッド検知に特化したタム用シングルトリガー
第5位:Roland KT-10 キックトリガーペダル

バスドラムがなくても足だけでキック音を鳴らせるペダル型トリガーです。 自宅練習用に買ったんですが、踏み心地がアコースティックペダルに近くて驚きました。
ペダルの踏み込み量で音量が変わるので、ちゃんと練習になります。 集合住宅で夜中に練習したい人には救世主的な存在です。

踏み心地はリアルペダルにかなり近いですが、スプリングの戻りがやや軽いと感じる人もいるみたいです。 普段からヘビーなペダルを使っている方は、試奏してから買ったほうが無難ですね。
注意点として、KT-10単体では音は出ません。 Roland TM-2やSPD-SXなどの音源モジュールに接続する必要があります。
Roland KT-10 キックトリガーペダル 静音 省スペース
バスドラムなしでキック音を鳴らせる省スペースペダル
取り付けから音源接続までの流れ
トリガーを買ったはいいけど、接続方法でつまずく人が意外と多いです。 基本的な流れはシンプルで、3ステップで完了します。
2. トリガーから出ているTRS(ステレオ標準)ケーブルを音源モジュールのトリガー入力に挿す
3. 音源モジュール側でトリガーの感度(スレッショルド)を調整する
感度調整が甘いと、隣のタムを叩いたときに誤発音(クロストーク)が起きます。 逆に感度を上げすぎると、軽く触れただけで音が出てしまうことも。 ここは正直、現場で何度も調整しながら自分のベストを見つけるしかありません。

クロストークの調整って最初は「何これ?」って感じで全然わかりませんでした。 でもモジュール側にクロストークキャンセル機能が付いていることが多いので、それをONにするだけでかなり改善しますよ。
トリガーと一緒に揃えたい機材
トリガー単体では音が出ないので、音源モジュールは必須です。 Roland TM-2が定番で、2系統のトリガー入力があり、コンパクトなのでドラムセットの脇に置けます。
ケーブルは付属していないモデルもあるので、購入時に確認しておくと届いた日にすぐ使えます。
ライブとレコーディングで差がつく使い方テクニック
ドラムトリガーはライブとレコーディングで使い方が少し異なります。
レコーディングでは、トリガー信号を別トラックに録っておくテクニックが便利です。 あとからドラム音源ソフト(Slate DigitalのTriggerやSuperior Drummerなど)で差し替えたり、生音とブレンドしたりできます。

レコーディングでトリガー信号を録っておくと、ミックスで「やっぱりスネアの音変えたい」ってなったときに対応できるのが本当に助かります。 保険として録るだけでも価値がありますよ。
トリガーをフルで使いこなしているドラマーはまだ少ないので、使いこなすだけでバンド内での存在感がかなり上がります。
●RASUさん(筆者)音楽機材や楽器アクセサリーの分野を得意とするライター。 今回はドラムトリガーについて楽器店スタッフや実際に使っているバンドマンへのリサーチをもとに記事を執筆しました。


