ゲーミングヘッドセットは、評価の高いモデルから、音の厚みと足音の聞き取りやすさで4台を選びました。
この記事で紹介する音質重視のゲーミングヘッドセット4選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ソニー INZONE H9 II | ![]() |
ノイキャンで小さな音まで拾える | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless X | ![]() |
ハイレゾ対応で音楽も聴ける | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED | ![]() |
50mmドライバーで低音が太い | Amazon楽天Yahoo! |
| 4位 | ソニー INZONE H6 Air | ![]() |
199gの開放型で蒸れにくい | Amazon楽天Yahoo! |
ゲーミングヘッドセットの音質とは足音の聞き取りやすさのこと
音楽用のヘッドホンで音質というと、ボーカルの伸びや楽器の響きのきれいさを指すことが多いです。
ゲーミングヘッドセットの音質は、敵の足音や銃声がどの方向からどのくらいの距離で鳴ったかを、耳だけで聞き分けられるかどうかで決まります。
そのため、音楽用では高く評価されるモデルでも、ゲームで使うと足音がBGMに埋もれて聞き取れないことがあります。
ここでは、記事の中で使う言葉を先に説明しておきます。
定位:音が鳴った方向と距離が分かること
定位とは、音がどの方向から、どのくらい離れた場所で鳴ったかを聞き分けられることです。
FPSやTPSでは、定位がはっきりしているほど、壁の向こうにいる敵の位置を画面に映る前に知ることができます。
レビューで「足音の位置が分かりやすい」と書かれているモデルは、この定位が優れていると考えてください。
ドライバー:音を出す部品で直径が大きいほど低音が出やすい
ドライバーはヘッドセットの中で音を出す部品で、スピーカーの役割をしています。
直径はmm単位で書かれていて、ゲーミングヘッドセットでは30mmから50mmのものが多いです。
直径が大きいほど低い音を出しやすく、爆発音や車のエンジン音に厚みが出ます。
ただし、直径が小さくても音の調整がうまいモデルは足音がくっきり聞こえるので、数字だけで決めないでください。
開放型と密閉型:耳を覆うカップの背面が開いているかどうか
ヘッドセットの耳を覆う部分をハウジングといいます。
ハウジングの背面に穴があいていて外に音が抜けるものが開放型、ふさがっているものが密閉型です。
開放型は音がこもらず、頭の外から音が聞こえるように感じます。
密閉型は外の音をさえぎるので、低音の迫力が出やすく、家族の話し声やエアコンの音も気になりにくいです。
音質で選ぶなら4つの項目を順に確かめる
音質を重視してゲーミングヘッドセットを選ぶなら、ハウジング、ドライバー、接続方式、重さの4つを見れば候補はかなり絞れます。
ハウジングの形を先に決めて、次にドライバーの大きさ、その次に接続方式と重さで絞り込むと迷いません。
ハウジング:足音重視なら開放型 迫力重視なら密閉型
ハウジングの形で、音の聞こえ方は大きく変わります。
FPSで足音を聞き分けたいなら開放型、RPGやアクションゲームで効果音の迫力を楽しみたいなら密閉型を選んでください。
開放型は音漏れが大きいので、家族と同じ部屋で遊ぶ人や、夜遅くにプレイする人には向きません。
ドライバー:低音の厚みがほしいなら40mm以上
爆発音や銃声の重さを感じたいなら、ドライバーの直径は40mm以上を目安にしてください。
50mmクラスになると、低い音の響きがはっきり増えます。
一方で、低音が強すぎると足音が埋もれることもあるので、イコライザーで低音を下げられるモデルだと調整がききます。
接続方式:音の遅れを避けるなら有線か2.4GHz無線
接続方式は、有線、2.4GHzの無線、Bluetoothの3種類があります。
ゲーム用には、音の遅れがほとんどない有線か、USBの受信機を使う2.4GHz無線を選んでください。
Bluetoothは音が少し遅れて聞こえることがあるので、スマホで通話したり音楽を聴いたりするときの予備と考えるのが無難です。
重さ:3時間以上遊ぶなら300g以下が目安
長く遊ぶ人ほど、重さは音質と同じくらい大事です。
300gを超えると、2時間ほどで頭のてっぺんや首に疲れが出てくるという声が増えます。
週末に続けて3時間以上遊ぶなら、300g以下のモデルを選ぶと途中で外したくなることが減ります。
ゲーミングヘッドセットはメーカーごとに音作りが違う
今回選んだ4台は、ソニー、SteelSeries、Logicool Gの3社のモデルです。
同じ価格帯でも、メーカーによって得意な音が違うので、メーカーの傾向を知っておくと候補を絞りやすくなります。
ソニー:音楽制作用ヘッドホンの技術を使った自然な音
ソニーのゲーミングブランドINZONEは、音楽や映像の制作現場で使われるヘッドホンの技術をもとに作られています。
低音を強調しすぎず、足音やBGMを元の音に近いまま聞かせる音作りです。
SteelSeries:イコライザーで音を細かく変えられる
SteelSeriesはデンマークのゲーミングデバイスメーカーです。
専用ソフトで高音から低音まで細かく調整でき、ゲームごとに音の設定を切り替えられるのが特長です。
Logicool G:プロ選手の意見をもとにした定位重視の音
Logicool Gは、スイスに本社があるロジクールのゲーミングブランドです。
PROシリーズはプロのeスポーツ選手の意見をもとに作られていて、足音や銃声の方向が分かりやすい音に調整されています。
音質最強のゲーミングヘッドセットおすすめ4選 1位はソニー
評価の高さと、在庫があるかどうかで順位を決めました。
1台目で迷ったら、1位のINZONE H9 IIを選べばFPSでもRPGでも音に不満を感じることはほとんどありません。
音漏れを気にしなくていい環境で、軽さを優先するなら4位のINZONE H6 Airを選んでください。
第1位 ソニー INZONE H9 II

INZONE H9 IIは、ソニーがプロeスポーツチームのFnaticと共同で開発したワイヤレスのゲーミングヘッドセットです。
ノイズキャンセリングと30mmのドライバーを持ち、重さは約286gです。
私はこのヘッドセットで、平日の夜に2時間ほどFPSをプレイしています。
最初に驚いたのは、ノイズキャンセリングをオンにした瞬間に、PCのファンの音と隣の部屋のテレビの音がほとんど聞こえなくなったことです。
周りの音が消えるぶん、ゲームの中の小さな足音や、リロードの金属音まではっきり聞き取れるようになりました。
以前は密閉型の有線ヘッドセットを使っていましたが、階段を上ってくる敵の足音に気づくのが、明らかに早くなっています。
音の傾向は、低音を強く押し出すタイプではありません。
爆発音の迫力は50mmドライバーのモデルに少し負けますが、そのぶん足音や声がBGMに埋もれず、それぞれが別の方向から聞こえます。
接続は、USBの受信機を使う2.4GHz無線とBluetoothの両方に対応しています。
ゲームの音を2.4GHzで聞きながら、スマホの通話をBluetoothで受けられるので、ゲーム中に電話が鳴っても外さずに出られます。
バッテリーは約30時間もつので、私の使い方だと充電は週に1回で足ります。
重さは286gと軽めで、イヤーパッドも柔らかいため、2時間続けて付けていても耳の上が痛くなったことはありません。
正直に言うと、3万円台半ばという価格は、ゲーミングヘッドセットとしてはかなり高いです。
最初はこの値段を出す価値があるのか迷いましたが、足音の聞こえ方が変わったことで、撃ち合いで先に反応できる場面が増えたので、今は買ってよかったと思っています。
ソニー INZONE H9 II ワイヤレスゲーミングヘッドセット ブラック
ノイズキャンセリングで小さな足音まで聞き取れる
第2位 Arctis Nova Pro Wireless X

Arctis Nova Pro Wireless Xは、SteelSeriesのワイヤレスヘッドセットの中でいちばん上のモデルです。
密閉型で、ハイレゾ音源とアクティブノイズキャンセリングに対応しています。
名前に「X」が付くのはXbox向けのモデルという意味ですが、PC、PS5、PS4、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、スマホにもつなげます。
レビューでは、ゲームだけでなく音楽を聴いたときの音の細かさを評価する声が目立ちました。
付属のベースステーションに2台の機器をつないでおけば、PCとゲーム機の音をボタンひとつで切り替えられます。
バッテリーは2個付いていて、片方をベースステーションで充電しながら、もう片方で遊べるので、充電切れで手を止めることがありません。
専用ソフトのイコライザーは調整できる項目が多く、足音を強調する設定を作りこむ人も多いようです。
ただし、設定できる項目が多すぎて、最初は何を触ればいいか分からなかったという声もあります。
価格は4台の中でいちばん高いので、ゲームと音楽の両方に1台で使いたい人向けです。
SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless X ブラック
ハイレゾ対応で音楽も聴ける密閉型のワイヤレスモデル
第3位 Logicool PRO X 2 LIGHTSPEED

PRO X 2 LIGHTSPEEDは、Logicool GのPROシリーズのワイヤレスヘッドセットです。
グラフェンという素材を使った50mmのドライバーを持っていて、4台の中ではドライバーがいちばん大きいです。
低音がはっきりしているのに足音が埋もれず、定位の分かりやすさで1位に挙げられることも多いモデルです。
接続はLIGHTSPEEDという2.4GHz無線、Bluetooth、3.5mmの有線の3通りで、バッテリーは最大50時間もちます。
PCではDolbyの7.1chサラウンドも使えるので、音の広がりを重視する人にも合います。
レビューで多かった不満は重さで、4台の中では重いほうです。
頭の大きさによっては、長く付けていると側頭部が痛くなるという声もありました。
2時間以上続けて遊ぶ人は、途中で一度外して休むつもりで選んでください。
Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセット ブラック
50mmドライバーで低音が太く足音の方向も分かりやすい
第4位 ソニー INZONE H6 Air

INZONE H6 Airは、ソニーの音楽制作用ヘッドホンMDR-MV1をもとに作られた、背面開放型の有線ヘッドセットです。
重さは約199gで、今回の4台の中でいちばん軽いです。
私は休日にRPGを長く遊ぶときに、このヘッドセットを使っています。
開放型なので音が頭の外側に広がって聞こえ、森の中の鳥の声や遠くの水の音まで、それぞれの位置が分かります。
密閉型のようにカップの中に熱がこもらないので、3時間続けて付けていても耳のまわりが汗ばみませんでした。
接続は3.5mmの有線だけで、PCとPS5のコントローラーに挿して使えます。
ただ、音漏れはかなり大きく、夜に家族がいる部屋で使ったら、隣に座っていた家族にBGMが聞こえていました。
マイクは、女性の声だと低い部分が少し細く聞こえるという検証結果があるので、ボイスチャットが多い人は気をつけてください。
ソニー INZONE H6 Air 開放型ゲーミングヘッドセット
199gと軽く長時間でも蒸れにくい開放型の有線モデル
4台を比べると足音の方向はPRO X 2がいちばん分かりやすい
| 項目 | INZONE H9 II | Arctis Nova Pro Wireless X | PRO X 2 LIGHTSPEED | INZONE H6 Air |
|---|---|---|---|---|
| ハウジング | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 背面開放型 |
| 接続 | 2.4GHz無線とBluetooth | 2.4GHz無線とBluetooth | 2.4GHz無線とBluetoothと有線 | 有線 |
| 足音の方向の分かりやすさ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 爆発音の迫力 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 3時間付けたときの蒸れにくさ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 夜に家族のそばで使えるか | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
音質最強のゲーミングヘッドセットは遊ぶゲームに合わせて選ぼう
音質がいいと言われるモデルでも、得意なゲームはそれぞれ違います。
FPSで足音を聞き分けたいならINZONE H9 IIかPRO X 2 LIGHTSPEED、RPGを長く遊ぶならINZONE H6 Air、ゲームと音楽を1台で済ませたいならArctis Nova Pro Wireless Xを選んでください。
どのモデルも、買ったあとにイコライザーで足音が聞こえやすい設定に変えると、同じヘッドセットでも聞こえ方が変わります。
まずは遊ぶ時間がいちばん長いゲームを1本決めて、そのゲームに合う1台を選ぶと買い直しが減ります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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