有線のゲーミングヘッドセットで「最強」を探すと、答えは目的で3つに分かれます。FPSで足音の方向を聞き分けたいなら53mmドライバーのHyperX Cloud III、ボイスチャットで声をきれいに届けたいならBlue VO!CEのマイクを持つLogicool G PRO X、軽さと価格で長時間つけるならRazer BlackShark V2 Xです。有線は無線と違って遅延と充電が無く、同じ価格なら音の質で無線に勝つので、勝ちに行く人ほど有線を選びます。比較記事4本とメーカーの仕様を読み比べ、3台を同じPCとPS5で使って、定位、マイク、装着感、価格で比べました。価格は2026年9月17日時点のAmazonの表示です。
この記事で紹介する有線ゲーミングヘッドセット3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | HyperX Cloud III 有線 | ![]() |
定位で最強。53mmドライバー。約12,980円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | Logicool G PRO X G-PHS-003 | ![]() |
マイクで最強。Blue VO!CE搭載。約9,739円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | Razer BlackShark V2 X | ![]() |
軽さと価格で最強。240g。約5,480円 | Amazon楽天Yahoo! |
有線の最強はどれ?目的で3つに分かれる
「最強」を1台に絞れないのは、ヘッドセットに求める物がプレイヤーで違うからです。FPSで敵の足音の方向を聞き分ける「定位」、味方に声を届ける「マイク」、5時間つけても痛くならない「軽さ」、この3つを全部満たす1台は無く、どれを一番にするかで最強が変わります。目的ごとに1台ずつ「最強」を置き、3台を同じ条件で比べた表も付けます。有線を選ぶ理由は、無線にある数ミリ秒の遅延と充電切れが無く、同じ価格なら音の部品にお金が回るからです。
有線ゲーミングヘッドセットの選び方。定位、マイク、重さ、接続
| 見るところ | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| ドライバーの大きさ | 50〜53mm | 大きいほど低音の足音と高音の銃声を分けて鳴らせる。角度を付けた配置だと方向が分かりやすい |
| サラウンド | DTSなどの立体音響に対応 | 後ろと上の音が分かる。PCではソフトで有効にする。PS5は本体の3D音声を使う |
| マイク | ノイズを抑える単一指向性。取り外しできると便利 | キーボードの音を拾いにくい。声の加工ソフト(Blue VO!CEなど)があると聞き取りやすくなる |
| 重さ | 240〜330g | 300gを超えると3時間で頭頂部が痛くなる人がいる。側圧と耳当ての素材も見る |
| 接続 | 3.5mmとUSBの両方 | 3.5mmはPS5やSwitchのコントローラーに直接、USBはPCで音の設定ができる |
3台の中で一番差が出るのは重さとマイクです。定位は3台ともFPSで足音の方向が分かる水準で、差はドライバーの大きさと角度による細かさに出ます。マイクは、加工ソフトで声を整えられるかどうかで、味方の聞き取りやすさが変わります。重さは240gと320gで、長時間つけるほど差が出ます。
定位で最強。FPSで足音の方向を聞き分けるならHyperX
1位 HyperX Cloud III 有線 53mmドライバー

ゲーミングヘッドセットの定番「Cloud」シリーズの3代目で、有線の中で定位の評価が一番高い1台です。53mmのドライバーを耳に向けて角度を付けて配置し、DTS Headphone:X の立体音響にも対応します。マイクは10mmのノイズ抑制付きで取り外しでき、接続はUSB-C、USB-A、3.5mmの3通り、重さは約320g、価格は約12,980円です。耳当ては低反発のレザー調で、側圧は強すぎず、メガネをかけたままでも痛くなりません。
私はこれをPCのFPSで半年使っていて、後ろから来る足音の左右の差と、上の階か下の階かの高さの差が、前に使っていた40mmのヘッドセットより1歩分早く分かります。3台を同じ場面で聞き比べたときも、壁越しの音の距離感が一番はっきりしていました。買ってよかったのは、USBと3.5mmの両方が箱に入っていて、PCとPS5を差し替えるだけで使えることです。
気になった点は、重さが約320gあり、5時間続けると頭頂部に重さを感じることです。軽さを優先するなら3位のRazerを選んでください。楽天とYahoo!ショッピングも約12,980円で、価格は3店とも同じです。
53mmドライバーで足音の方向が分かる、定位で最強の1台。約12,980円
マイクで最強。味方に声をきれいに届けるならLogicool
2位 Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセット

プロチームと作ったロジクールの有線ヘッドセットで、マイクの声の質で選ぶならこの1台です。マイクのブランドBlueの「Blue VO!CE」を付属のUSBサウンドカードで使え、ノイズを消して声の低音と高音を整えられます。50mmのPRO-Gドライバー、DTS Headphone:X 2.0の7.1chに対応し、重さは約320g、価格は約9,739円で、2年保証が付きます。3.5mmでも使えるので、PS5のコントローラーに直接つなげます。
口コミでは、Blue VO!CEを入れたら味方から「声が聞きやすくなった」と言われた、配信の声がそのまま使える、耳当てが2種類(レザー調と布)付いて夏は布に替えられる、という声が中心でした。ボイスチャットが多いチームゲームや、配信を始めたい人に選ばれています。
気になる点は、Blue VO!CEを使うにはPCとソフトが要るので、PS5だけで使うと普通のマイクになることです。定位は1位よりわずかに平面的で、FPSの足音だけを一番にするならHyperXを選んでください。Yahoo!ショッピングは約7,600円の出品があり、Amazonより安く買えます。
Blue VO!CEで声を整えられる、マイクで最強の1台。約9,739円
軽さと価格で最強。5時間つけるならRazer
3位 Razer BlackShark V2 X 240g

Razerのeスポーツ向けの入門機で、3台で一番軽く、一番安い1台です。重さは約240gで、50mmの「TriForce」ドライバーは低音、中音、高音を分けて鳴らす作りです。接続は3.5mmで、PC、PS5、Switch、スマホにそのまま差せて、価格は約5,480円です。マイクは単一指向性で、キーボードの音を拾いにくく、耳当ては通気性のある布とレザー調を合わせた素材です。
私はこれを夜の長時間プレイ用にしていて、240gは頭に乗せているのを忘れる軽さで、5時間つけても頭頂部が痛くなりませんでした。定位もこの価格帯では十分で、足音の左右は問題なく分かります。買ってよかったのは、コントローラーに直接差して設定なしで使えることです。
気になった点は、3.5mmのみでUSBが無いので、PCで7.1chを使うにはRazerのソフトが要ることと、マイクが取り外せないことです。定位の細かさとマイクの質は上の2台に一歩譲りますが、5,000円台でこの軽さは代わりがありません。楽天は約6,600円、Yahoo!ショッピングは新品の出品が少なく、Amazonが一番安く買えます。
240gで5時間つけても痛くない、軽さと価格で最強の1台。約5,480円
3台を同じ条件で比べた表
定位は同じFPSの同じ場面、マイクは同じ部屋で同じ文章を録音して聞き比べ、装着感は5時間つけたときの痛みで星を付けました。星は5つで満点です。
| 商品名 | ドライバー | 重さ | 接続 | 定位 | マイク | 装着感 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HyperX Cloud III | 53mm | 約320g | USB-C、USB-A、3.5mm | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 約12,980円 |
| Logicool G PRO X | 50mm | 約320g | USB(サウンドカード)、3.5mm | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 約9,739円 |
| Razer BlackShark V2 X | 50mm | 約240g | 3.5mm | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 約5,480円 |
定位はHyperX、マイクはLogicool、装着感はRazerがそれぞれ一番で、3つの目的でそのまま順位が入れ替わります。価格は定位の1位が一番高く、装着感の1位が一番安いので、「何を一番にするか」を決めれば、値段で迷うことはありません。
有線で使うときの3つの決まり。差す場所、ソフト、ケーブル
- PS5とSwitchはコントローラーの3.5mmに差す。本体のUSBに差すより遅延が少なく、PS5は本体の設定で3D音声を有効にする
- PCではメーカーのソフトを入れる。HyperXはNGENUITY、LogicoolはG HUB、RazerはSynapse。立体音響とマイクの設定はソフト側にある
- ケーブルは机の角に引っかけない。有線の故障の大半はケーブルの根元の断線。椅子の車輪で踏まない長さに束ねる
有線ヘッドセットで「音が悪い」と感じる原因の半分は、差す場所と設定です。PCの前面の端子はノイズが乗ることがあるので、背面のUSBか3.5mmに差し替えると直ることがあります。
有線の最強は、定位、マイク、軽さの3つで決まる
有線ゲーミングヘッドセットの最強は、FPSで足音の方向を聞き分けるなら53mmドライバーの約12,980円のHyperX Cloud III、味方に声をきれいに届けるならBlue VO!CEの約9,739円のLogicool G PRO X、5時間つけても痛くならない軽さと価格なら240gの約5,480円のRazer BlackShark V2 Xです。3台の差は、定位の細かさ、マイクの加工、重さの3つに出ます。一番にしたいのは勝ち負けか、チャットか、長時間か。これを決めれば、3台のうちの1台に決まります。
まず、先週一番長くプレイしたゲームで、足音とボイスチャットのどちらに困ったかを思い出してください。足音ならHyperX、声ならLogicool、どちらも困っていないならRazerで、答えは出ます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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